計画書(高隈縦走(御岳~大箆柄岳縦走~垂桜下山口)橋崩落による回避ルート)

大箆柄岳

2011.12.17~18 高隅縦走
2012.12.15~16 高隈縦走
2013.12.21~22 高隈縦走
2014.2.15~16 高隈縦走
2014.12.13~14 高隈縦走
2015.12.19~20 高隈縦走
2017.11.18~19 高隈縦走

車の人の迎えルートも参照。

【概要】
2015年の高隈縦走で当時のサブリーダーの泰平(たいへい)氏が道を間違えて入り込んだルートである。このルートは大隅湖ルートに比べて下山時間が10分程度長いことや、迎えの車が入る林道が荒れていたため使われていなかった。しかし、2016年の台風16号被害により大隅湖下山口付近の橋が流失したため、このルートの重要度が上がることとなった。また、2017年に垂桜集落から垂桜下山口までの大野原林道が整備されたため、かつての大隅湖ルートより利用しやすいものとなっており、以降はこちらを推奨する。(2018年9月現在)なお、垂桜集落から垂桜下山口までの大野原林道は、梅雨時期や台風被害を受けやすい林道であり、事前に林道が通行可能かどうかネットによる情報収集が必要である。
(2018.11.12追記)
大野原林道が2018年夏の豪雨で2箇所崩落した。人の通行には支障はないが、車が下山口まで迎えに来れなくなったため、林道を20分ほどよけいに歩くことになった。

【コース概要】
御岳登山口→御岳→34番→スマン峠→大箆柄岳→垂桜下山口

【登山可能時期】

4月 5月 6月 7月 8月 9月
× × × ×
10月 11月 12月 1月 2月 3月

※夏は暑いので縦走できない

【山のレベル】
★★★★★★★・・・レベル7
1200m級のマイナー山であることに注意

【1日目】
5:30 部室集合
6:35 垂水フェリー発
8:30 大隅青少年自然の家
9:30 御岳登山口
11:00 御岳
※ここで車担当の人は御岳登山口に引き返し、下山口である垂桜登山口へ向かう
11:30 34番
11:50 スマン峠
13:50 大箆柄岳
16:00 大野原林道(垂桜下山口)
17:00 温泉
18:40 大隅青少年自然の家太陽の家(泊)
※太陽の家が開いてない場合はいろり庵

【2日目】
大隅アリーナゴーカート
ウォーターパール
ロッククライミング
体育館で遊ぶ など

【個人装備】
登山用リュック
(リュックカバーもあればよい)
登山用の靴
(濡れたりするので2足目があった方がよい)
帽子
雨具
防寒着
タオル
ティッシュペーパー
手袋
飲み物
行動食
ごみ袋
カメラ
ヘッドライト(登山中もリュックに持参)
電池
時計
食器

スプーン
米1合
温泉道具
はぶらし
着替え
靴下替え
寝袋(12人以上の時)
銀シート(いろり庵の時)

【共同装備】
ガスコンロ(登山用)
ガス缶(登山用)
卓上コンロ
卓上コンロガス
コッヘル
ライター
医療セット
おたま
洗剤
スポンジ
包丁
まな板
蛍光灯
缶切付き栓抜き
アルミホイル
サランラップ
キッチンペーパー
ロールペーパー
ごみ袋
食材(前日買い出し)
地図
ルート高度表
コンパス

【現地買出し】
タイヨー西原店・・・大隅青少年自然の家から車15分
ニシムタ鹿屋店・・・大隅青少年自然の家から車20分

【温泉】
垂水ベイサイドホテルアザレア 500円 シャンプーあり・・・垂水市内
薩摩明治村(財宝温泉) 390円 シャンプーあり・・・垂水市内

【宿泊場所】
大隅青少年自然の家「太陽の家」または「いろり庵」
※太陽の家は1ヵ月前に仮予約しておかないと人気のため入れない
電話番号:0994-46-2222

【ポイント】
必ずヘッドライトを持って登る。
リーダーは登山前にメンバーがヘッドライトと電池を持っているか確認する。
1、2年のみで縦走して3回中、2回遭難している。
よって3年生以上が参加しやすいように、クリコンの前に実施する。(2016年より)
3年生以上はできるだけ都合をつけて参加する。
従来の高隈縦走(大隅湖下山ルート)より登山時間が10分増えている。
集合時間を守る(あまり遅れると下山時間が暗くなり危険である)
登山口が10時50分を過ぎたら縦走しない方がよい(明るい時間に下りてこれない)
登山口出発が10時50分を過ぎてしまったら御岳で引き返す。
太陽の家は1ヵ月前になったらすぐ予約を入れる
太陽の家には冷蔵庫がある。
太陽の家は布団の貸出があるが、いろり庵は寝袋持参
布団の数には限り(12枚くらい)があるので、人数を超えた分はシュラフを持参。
車組の人は縦走せずに御岳で引き返して、下山口へ向かう。
自然の家の人に頼んで無線機を2台貸してもらう。(縦走組1台と車組1台)何も言わないと1台しか貸してもらえないので注意。
縦走組、下山組それぞれ無線機が1台ずつないと、下山口の待ち合わせができない。(携帯電話が通じないため)
下山後、自然の家に戻る前に温泉に行くので温泉道具と着替えは、迎えの人の車に積んでおく。
車の人の迎えルートも参照。

【ルート図】地図印刷のやり方
その1

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その2

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その3(林道区間)

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その1 磁北線入り

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その2 磁北線入り

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その3(林道区間) 磁北線入り

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【ルート高度表】

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【従来の高隈縦走(大隅湖下山ルート)との比較】

※クリックで拡大 赤=旧高隈縦走 青=新高隈縦走
旧ルートより2kmほど長くなっている。

【ルート動画】

relive 高隈縦走(垂桜コース)

【ルート概要】

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【御岳山頂】
偏角は西に6°13′

※クリックで拡大

【御岳山頂方位図100km】

【御岳山頂方位図10km】

【御岳山頂】
主な山と方位(偏角は西に6°13′)

山名 方位(度) 場所
小箆柄岳 1 高隅山系
高千穂峰 11 霧島山系
石油備蓄基地 117 志布志市
甫与志岳 143 大隅半島
辻岳 182 大隅半島
開聞岳 222 指宿市
金峰山 271 日置市
横岳 275 高隅山系
二子岳 293,298 高隅山系
妻岳 313 高隅山系
桜島 313 桜島
大箆柄岳 356 高隅山系

【大箆柄岳山頂方位図100km】

【大箆柄岳山頂方位図10km】

【大箆柄岳から垂桜下山口までの下山のしかた】

大箆柄岳山頂


山頂付近の概要図(以降の画像は、クリックで拡大可)


垂桜下山口方面の案内板。「垂桜登山口へ」と書いて欲しいところ。


しばらくはこのうようなササに覆われた登山道。ちなみに大箆柄岳の「箆」とは、この山頂付近ササを意味する。(豆知識)


9合目


杖捨祠。この祠をしっかり確認すること。山頂から30分歩いてもこの祠が見つけられない場合は、下山口を間違っている。(大隅湖方面に下っている)


高隈集落に降りる道。この道は古道であり、うかつに入りこむと危険。


7合目




展望のいい鎖場(5合目)


2016年台風16号による崩落地。数百メートルの切れ込みは圧巻。(ルートの隣に見えるだけでルートではない)


3合目


水場分岐


七岳分岐(七岳方面に行かないように注意)


大野原林道出会い(車メンバーとの合流)

垂桜下山口の林道出会いの所に迎えの車が止まっていない場合は、何らかの理由で迎えの車が林道に迎えに来れないのである。この場合は、30分歩き垂桜集落の駐車場まで行く。2018年11月12日追記。2018年夏の豪雨により林道が2箇所崩落したためここまで車は迎えに来れなくなった。

大篦柄岳より下山。林道出会いで右に曲がる。ここで左に曲がってしまうと遭難してしまう(スマン峠に戻ってしまう)ので注意。


なお、ここから林道を横切って正面にさらに登山道が続いているが、こちら側は迎えに行くのが大変(垂桜集落の畑の中に出る)であり、合流できないので行かないように注意。林道に出会ったら必ず「右」を選ぶ。
林道出会い後のまとめ
「右」→正解。垂水桜集落へ
「左」→スマン峠下に戻る。遭難。
「正面」→垂桜集落の畑の中に出て迎えの車と合流できない。


垂桜登山口の大野原林道


営林署の小屋 この小屋は下山口から2分ほどの距離にある。5分歩いてもこの小屋が見つからない場合は道をどこかで間違っている。

2018.11.12追記 林道崩落地2/2

2mほど道がえぐられている。人の通行には支障はない。

2018.11.12追記 林道崩落地1/2

崩落区間は約15m。人の通行には支障はない。

2018.11.12追記 七岳登山口の車両通行止めのテープ

ここに迎えの人の車が止まっているはずである。もし止まっていない場合は、さらに奥に進み垂桜登山口駐車場まで歩く。


垂桜登山口駐車場。ここで携帯の電波が通じる。ここから200mほど下れば垂桜集落がある。

【写真集】

御岳登山口


御岳山頂付近


御岳山頂


御岳山頂


大箆柄岳


大箆柄岳