韓国岳火口底(2014.1)
参加者:松沼氏、大ちゃん氏、ボストン氏、けん、めぐ、うっちー
2014年1月26日
ウォークキャンプOB新年一発目の山登り
せっかく寒波も来たことだし、霧島の氷の滝膳棚を見に行こうということになった。
しかし、寒波の後、暖かい日が続いたため、仕方なく氷の滝を断念。(暖かさで溶けてしまった)
代わりに韓国岳火口底と韓国岳北峰ルートに行くことになった。
各地から集まって、鹿児島空港に集合。よくよく見てみると大崩山メンバー+けんという奇跡のメンバー
けんの前で、大崩山自慢話をするにはもってこいである。
そんなこんなで朝8時、韓国岳登山口に到着。
が・・・霧。霧。霧。なんも見えん
仕方ないので、1時間ほどだらだらと時間をつぶしてからの登山開始。
韓国岳登山口 1時間待ってみたが結局霧は晴れなかった。
記念写真を撮っていざスタート。
今回は、韓国岳火口底ルートという、知る人ぞ知る、非正規ルートを歩く。
非正規ルートのため、どんなに危険地帯であっても、階段・ロープ・はしごなどの人工物は一切ない。踏み跡や赤テープを頼りに自分でルートを切り開いていかなければならない。
今回も先頭はうっちー氏。大崩山、夜の高千穂峰と、難コースの先導を難なくこなしたツワモノである。
韓国岳登山口1合目までは通常の韓国岳登りのルートを歩く。1合目より左手の沢に入り、あとは道なき道を歩く。
しばらくは赤テープもなく沢の方向と踏み跡を頼りに歩く、先頭の人のルートファインディング能力が非常に重要である。
10分ほどで最初の目標である崩落地に到着した。
今にも岩が崩れ落ちてきそうで怖い。
ここからは崩落地と、森林の境目あたりを歩く。
崩落地を過ぎると、森林帯に入り、あとは、韓国岳北西コルをめざして、ひたすら道なき道を進む。
登山開始、約1時間後、韓国岳外輪山北西コルに到着
うっちーさんの先導により一度も道を間違えずにここまで来れたが、そう簡単なことではない。
今回のように霧も出ていて見通しが悪いと、さらに難易度は増す。(登山時間を遅らせてでも霧が晴れるのを待ったのはそのため)
彼は登山歴3年とは思えないほどスキルが高い。感心だ。
北西コルを遠くから見たところ
コルとは尾根の一部の低くくぼんで馬の鞍(くら)状になっている所を言う
コルを日本語で言うと、鞍部(あんぶ)という
ここからは、火口底を目指してひたすら崖を降りる
ヤブにつかまらないように慎重に道を選んで歩く
まっすぐ下りるより、左手の涸れ沢付近から降りるとヤブが少なくて歩きやすい
そしてそして、韓国岳火口底に到着!
はしゃぐ!!
はしゃぐ!!!
ひととおりはしゃいだ後は、韓国岳火口底中央目指して歩く
前日の雨のせいで火口底はぐちょぐちょのぬかるみ
今回の登山で命運を分けたのは、スパッツという装備。
簡単に言えば足にまくカッパのような装備である。
つけてる→松沼氏・大ちゃん・ボストン・うっちー
つけていない→けん・めぐ
スパッツをつけていることで、靴の中への泥や水の浸入を防ぐことができ、さらにカッパのすそを保護することもできる。
このようなぬかるみ地帯では、その能力を遺憾なく発揮した。
これが、登山用スパッツ。
完全に趣味装備だが、あると便利。
雨の日は、カッパの下に着用する。(スパッツ上部から雨の侵入を防ぐため)
雨上がりの泥よけや、靴の中に石や砂が浸入するのを防ぐ目的の時は、カッパの上から着用する。
積雪があるときもカッパの上から着用する。
値段はスポーツデポで2,500円程度。(うっちー談)
ひざ下くらいの長さのロングスパッツがお勧め。
韓国岳火口底中央 珍しい景色の連続でおもしろい
4すごく広い砂地 いつかこの韓国岳ドームで野球をするのが夢
【韓国岳ドーム球場基本情報】
両翼・・・200m
中翼・・・300m
フェンス高・・・120m
サク越えホームランの推定飛距離・・・800m
風が強いので岩陰で休憩
ちょっと早い昼ごはんを食べる
なぜか今日は、やたらツルちゃんの話題が多い
最近のツルちゃんは雨男では飽き足らず、雪まで降らしてるらしい。
火口底を後にし、今度は北東コルを目指す
北東コル登り 登りにくいうえ、かなり急!
北東コル到着
再び韓国岳外輪山に出た
ここを左に曲がり、韓国岳北峰(きたみね)を目指す
韓国岳北峰まであとちょい!
だんだん霧も晴れてきた
韓国岳北峰到着!ここにきてやっと青空!
これが快晴の時の韓国岳北峰山頂
中央部分を拡大すると
市房山が見える
さらにその奥を拡大すると
祖母山、傾山が見える
韓国岳北峰を後にし、北西コル目指して歩く
ここはいわゆる大崩ゾーン
足場の悪い崖を慎重に降下する。
非正規ルートのため、ロープ・はしご・柵などは一切ない
霧が晴れてきた。北西コルがきれいに見える。
えびの高原もきれいに見える。奥にはスケート場が見える。
快晴イェイ!
そして、えびの高原に無事下山。
みなさん、朝早く集合で、6時間という長い山行、本当におつかれさまでした!
寒波が来たら、今度こそ、氷の滝膳棚に行きましょう!
おしまい
END
けんちゃんのEの完成度の低さが・・・
やっぱりなっちゃんのEが一番綺麗やわ