磯間嶽縦走(2013.11)
参加者:松沼氏、ボストン、ツルちゃん
2013.11 鹿児島県南さつま市の磯間岳縦走に行ってきた。
もともとこの日は、前週に行われた大崩山の予備日であったが無事、大崩山に登ることができたので代わりに磯間岳縦走に行くことになった。
当日の朝、松武よりメールが入る。「すみません風邪で熱があっていけません・・・」
もともと風邪だったろうに、ぎりぎりまで粘ってくれたんやなあ。
残念。いい山なんでぜひまた行こう!
そんなこんなで一人減ってしまったが、松沼氏、ボストン、ツルちゃんの3人で一路磯間岳を目指す。
1時間後、無事登山口に到着
と、同時に・・・・ザー
まさかの雨。降水確率10パーセント。信頼度Aでも雨を降らせるツルちゃんの雨男っぷりがここで証明された。
登山口にて。左のボストンとは、大崩山、磯間岳縦走、高千穂峰とまさかの3週連続で一緒に山に行っている。
登り始め。はるか先に鬼の角のように飛び出た磯間岳が見渡せる。あそこまで縦走するのだ。
雨男という汚名をつけられたツルちゃんであったが、登り始めて5分もすると雨は上がって遠くが見渡せるようになってきた。
磯間岳はご覧のとおり岩稜帯であり、岩の上に木がへばりついているという感じの山である。
苦労する個所も多いが、縦走中ずっと見晴らしが良いので登っていて爽快で飽きない。
道中にはこのような奇岩もあり、楽しませてくれる。
最初の難所、小坊主岩。この岩につかまって、右側からまく。
写真では分かりにくいが、足場は薄く、両側は切れ落ちており、それなりの恐怖である。
道中にはこのようなロープ箇所が何度もあり、慎重に行かなければならない。
「ロープに頼りすぎたらいかん。体が揺さぶられる。」大崩親子の名言が頭の中をよぎる(内輪ネタすみません)
それにしても、天気もよく素晴らしい登山である。荒々しい岩肌は大崩山を連想させる。
ボストン「ここ大崩山みたいですよね」
松沼氏「だね、大崩山みたいな所多いよねこの山は」
ボストン「大崩山よかったですよね」
松沼氏「いやー、本当よかったね、あんなに晴れて」
ボストン「いやー、大崩山よかったわー」
先月、大崩山チャレンジするもあえなく撤退して、未だリベンジを果たせていないツルちゃんを先輩2人がいじる。
事あるたびごとに大崩山の話に持って行ってツルちゃんをいじるいじる。
ツルちゃん涙目。
磯間岳近くの岩場。コースとは無関係なんで登らなくていいが、3人しかいないし時間に余裕もあるし、今回は登ってみた。
この岩場から見る磯間岳は本当にかっこいい。
360度見渡せるし、最高の場所である。
よい見晴らしにテンションも上がる
ザックもおろして、一息ついて休憩。
と、ここで、3人はとんでもないものを目撃する。
「こんにちはー」
ふと目をやると、そこには20歳前後のかわいい女の子が立っている。
聞けばなんとこの女の子、人吉から単独でわざわざ磯間岳を登りに来たそうである。
常にムサイ男3人で登り続けてきた我々にとって、この女の子が天使に見えたことは言うまでもない。
だが、なんでこんな難コースでマイナーな山である磯間岳に、なぜあんな若くてかわいい女の子一人で来たのかは謎である。
「我々が極限すぎて、幻想が見えてる」とか「何かの修行中である」とか、「自分探しの旅をしている途中であるとか」いろいろな説が出されたが、最終的に「彼氏にひどいふられ方をされて、心に傷を抱えた子」ということで一同納得した。
そんな思わぬ天使の出現に心躍らせながら、我々は最終目的地磯間岳を目指した。
磯間岳の取り付き部分。
ほぼ垂直!
磯間岳山頂!
ちなみに、この写真はさっきの心に傷を抱えた女の子に撮ってもらった。
3人誰もが思ったことなのだが、写真を撮ってもらいたかったのではなく、一緒に写真に写ってほしかったorz
下山後は、松沼氏が鹿児島県最高の温泉と認定している吹上温泉みどり荘に立ち寄り、至福の時間を過ごした。
磯間岳は大崩気分を味わえる、日帰りでも行ける山なので、ぜひみなさんも一度は行ってほしい。
最後に、ボストン、ツルちゃん、一緒に行ってくれてありがとう!ツルちゃんいつか大崩山リベンジしよう!
あと、高隈縦走もね(笑)
おしまい