計画書(久住山)

久住山

2014.3.29~30 久住山
2014.5.10~11 久住山
2014.10.18~19 久住山
2015.10.17~18 久住山
2016.10.22~23 久住山
2016.10.29~30 久住山
2017.10.21~22 久住山
2018.10.20~21 久住山

【概要】
大分県の山。九州本土の最高峰の山。活火山帯なので、景観が素晴らしい。かつての宿泊場所の法華院温泉のバンガローは2020年7月の大雨で流出したため、坊がツルにテント泊。

【コース概要】
(1日目)
牧ノ戸峠→沓掛山→扇ヶ鼻分岐→久住避難小屋→久住別れ→久住山→御池→中岳→天狗ヶ城→久住別れ→北千里→坊がツル(テント泊)

(2日目)
坊がツル→雨が池→長者原

【登山可能時期】

4月 5月 6月 7月 8月 9月
10月 11月 12月 1月 2月 3月
×

※冬は雪と濃霧に注意

【山のレベル】
★★★★★★★★・・・レベル7

【1日目】
4:20 部室集合
5:00 部室出発(あまり遅れると日没に間に合わない)
5:10 鹿児島IC
7:10 熊本IC
7:30 道の駅大津
ミルクロード
7:45 かぶと岩展望台
9:00 牧ノ戸峠(下山口の長者原に車を一台止めておく)
※車3台の時は1台を大曲に1台を長者原に停めておくとよい
9:30 登山開始
9:55 沓掛山
10:40 扇ヶ鼻分岐
11:10 避難小屋(バイオトイレあり)
11:30 久住山
12:10 御池
12:25 中岳
12:45 天狗ヶ城
13:00 久住別れ
13:40 北千里
15:00 坊ヶツル(テント泊)

【2日目】
(長者原に下るコース)
6:00 起床
8:00 坊ヶツル出発
10:30 長者原
11:00 温泉
12:30 昼食
14:00 鍋ヶ滝
16:00 熊本IC
17:50 鹿児島IC
18:00 部室着

(三俣山に登り大曲に下るコース)
5:30 起床
7:00 坊ヶツル出発
8:40 すがもり越え
9:10 三俣山西峰
9:30 三俣山
9:50 三俣山西峰
10:10 すがもり越え
10:55 大曲登山口

【個人装備(登山用)】
メインザック(女子はサブザックでも可)
ザックカバー(必須)
登山靴
帽子
日焼け止め
雨具
防寒着
タオル(温泉がある)
ティッシュペーパー(トイレ用も)
手袋
飲み物(水は法華院温泉で補給できる)
行動食
ごみ袋
カメラ
ヘッドライト(必須)(登山中もリュックに持参)
電池
時計
食器

スプーン
米2合
はぶらし
着替え
靴下替え
寝袋
銀シート
サンダル(トイレが遠いのでサンダルがあると便利。)
折りたたみ傘(トイレに行く時にあると便利)

【個人装備(下山後)】・・・車に入れておく
着替え
温泉道具

【共同装備(登山用)】
医療セット
ガスコンロ
ガス缶
コッヘル(ご飯用、おかず用)
ライター
おたま
スポンジ
包丁
まな板
しゃもじ
ロールペーパー
ごみ袋
食材(前日買い出し)※下処理までして持っていく
紙コップ
漏斗(じょうご)(鍋の廃液を空のペットボトルに入れるため)
地図
ルート高度表
コンパス
テント
ポール
グランドシート
ペグ
ペグ打ち
蛍光灯

【現地買出し】
南小国町マルミヤストア・・・長者原から車40分
※長者原から遠すぎて使いづらい。あくまでも非常時。

【温泉】
坊ヶツル法華院温泉(1日目の宿泊地)
小田温泉はなむら(2日目)
七滝温泉華坊(2日目)

【宿泊場所】
坊ヶツル。無料。炊事場とトイレあり。テント必要。

【用語説明】
牧ノ戸峠(まきのととうげ)
スタート地点の登山口

沓掛山(くつかけやま)
最初の山。必ず通る山。

星生山(ほっしょうさん)
正規ルートから左側にそれる。時間に余裕があれば、登ってみるのもよい。山頂の景色は抜群。

久住避難小屋(くじゅうひなんごや)
雨の日はほっと一息つける。バイオトイレがある。11月~3月まではトイレが使えない。

久住別れ(くじゅうわかれ)
北千里に行く道と、久住山に行く道の分岐。行きで、ここの位置を正しく把握しておくことが必要。

久住山(くじゅうさん)
久住山系で最もメジャーな山。実は最高峰ではない。最高峰は中岳。抜群の展望。

空池(からいけ)
久住山から御池に行く途中右側にある。凹んでいるが、水はたまってないため空池という。

御池(みいけ)
久住山から、中岳に行く途中に通る池。

池ノ小屋(いけのこや)
御池の東側にある石造りの避難小屋。

中岳(なかだけ)
久住山系最高峰。九州本土の最高峰。山頂の展望は、一番良い。

天狗ヶ城(てんぐがじょう)
中岳と久住別れの間。御池の上の山。御池を見下ろせる。

稲星山(いなほしやま)
久住山の東側にある山。天気がよければ稲星山を経由して中岳に行くのもよい。

北千里(きたせんり)
久住別れより法華院温泉に行く途中の荒れ地。
平坦で地形にめりはりがないため、ルートを見失いやすい。黄色マーカーや、ケルンを見落とさないように歩く。

諏蛾守越え(すがもりごえ)
北千里の西側にある峠。避難小屋もある。三俣山はここから登る。

三俣山(みまたやま)
1日目が雨で、2日目が晴れた時は、諏蛾守越え経由でこの山に登る。

大曲(おおまがり)
2日目に三俣山に登った時は、大曲に下山する。その名の通り、車道が急カーブしており、カーブの中に駐車場がある。

坊がつる(ぼうがつる)
宿泊地。テント場がある。トイレと炊事場がある。

雨ヶ池(あめがいけ)
湿地帯。登山道が水没するため、高床式の登山道となっている。

長者原(ちょうじゃばる)
下山口。草原地帯となっている。

【ポイント】
とにかく時間がぎりぎりなのでテキパキと行動することが大切。
集合時間を守るのはもちろんのこと、コンビニなどでだらだら時間を使わない。
坊がツルから徒歩5分の法華院温泉は温泉がある(500円)
法華院温泉の温泉の白い成分は湯の花(決して人のアカではない)
湯の注ぎ口から出るお湯は無色透明で空気と触れた後に白い湯の花ができるため、よけいにアカのように見えてしまう。(お湯は毎日入れ替えてるとのこと)
法華院温泉は環境保護のため、温泉内でシャンプー・石鹸は使用禁止
法華院温泉では少々高いがいろいろな物を買うことができる
(例)
缶ジュース・・・150円
500mlペットボトル・・・200円
350mlレモン酎杯・・・200円
500mlビール・・・450円
肉は凍らせてもっていく
野菜は切るなどの下処理をして持っていくとよい
山で暗くなると危険なので時間厳守で行動
熊本市を過ぎたら現地で買い出しできる場所はない。
夜は寒いので防寒着を必ず準備
雨の日は折りたたみ傘を持っていくと便利(トイレに行く時)
ヘッドライトは必ず必要(日没までに坊ヶツルにたどりつけなかった時のため)
夜天気がよい場合は、少し散歩して星を見る。(四方が山なので星がきれいに見える)
黒川温泉は連休は行かない方がよい(人が多く車すら停められない)
小田温泉「はなむら」、七滝温泉「華坊(はなぼう)」は、いずれも混雑を避けた名湯。
集合時間を必ず守る。遅くても5時00分に部室を出発しないと、日のあるうちに坊ガツルに着くのが苦しくなる。
車が2台の時・・・1台を長者原、1台を牧ノ戸峠
車が3台の時・・・1台を長者原、1台を大曲、1台を牧ノ戸峠
車が3台の時は、上記のようにしておくと、2日目の天気次第で三俣山に登ることができる
なお、大曲から長者原は車道を歩いてもすぐである(車で5分なのでヒッチハイクでも乗せてくれるはず)

【ルート図】地図印刷のやり方
1日目、2日目通常ルート

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1日目に雨で久住を堪能できず、2日目が晴れた時
久住が堪能できなかったので、せめて三俣山だけでも登ろうというルート。三俣山に登り、大曲に下山。運転手1人が車道を歩いて長者原の車を取ってくる。車3台あれば、1台を牧ノ戸、1台を大曲、1台を長者原に置けばなおよい。

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1日目、2日目通常ルート 磁北線入り

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1日目に雨で久住を堪能できず、2日目が晴れた時
磁北線入り

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【ルート高度表】
1日目

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2日目

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2日目(三俣山に行くルート)

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【ルート概要】
1日目その1

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1日目その2

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2日目(長者原に下るコース)

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2日目(三俣山に登るコース)

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【コース動画】

relive 久住山1日目


relive 久住山2日目

【久住山山頂鳥瞰図】
偏角は西に6°36′

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【久住山山頂方位図】
主な山と方位(偏角は西に6°36′)

山名 方位(度) 場所
三俣山 12 久住
由布岳 32 大分県
鶴見岳 38 大分県
天狗ヶ城 43 久住
中岳  61 久住
 大船山 69 久住
 稲星山 99 久住
 傾山 141  大分・宮崎県
 大崩山 146  宮崎県
 祖母山 161  大分・宮崎県
諸塚山 175  宮崎県
 扇山 190  宮崎県
 根子岳(阿蘇) 202  熊本県
高岳(阿蘇) 210  熊本県
星生山 321  久住
 英彦山 326  福岡県

【中岳山頂鳥瞰図】
偏角は西に6°36′

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【中岳山頂方位図】
主な山と方位(偏角は西に6°36′)

山名 方位(度) 場所
由布岳 31 大分県
平治岳 37 久住
大船山 71 久住
白口岳 100 久住
傾山 142  大分・宮崎県
祖母山 162  大分・宮崎県
稲星山 167 久住
星生山 290 久住
三俣山 353 久住

【写真】

牧ノ戸峠登山口


全行程メインザック


沓掛山を過ぎると見通しがよくなる


扇が鼻分岐


右手前方に久住山が見え始める


西千里 天気がいいと開放的で気持いい。


久住山に続く道


久住避難小屋付近の星生崎(ほっしょうざき)


遠くに避難小屋が見える
左奥が天狗が城


久住山山頂


御池。左奥が中岳


反時計回りに右手の池の淵を歩く


中岳


天狗ヶ城


北千里


北千里


法華院温泉バンガロー。かつての宿泊場所。2020年7月の大雨により流出したため現在は利用不可。


坊がツルキャンプ場。トイレ、炊飯場あり。


坊がツル。徒歩5分で法華院温泉山荘がある。ビールの買い出しや入浴ができる。


法華院温泉(入浴料500円)JAFの会員カードがあると250円引き。モンベルの会員カードがあると100円引き。


三俣山西峰


雨ヶ池


長者原


長者原の平治号(ひじごう)


鍋が滝


鍋が滝は、裏側にも回りこめる