屋久島縦走前半②(2015.09.10~15)
≪4日目≫
眠い目をこする。
天気はくもり、雨にはならなそうなくらいだったのでよかった。寝ている人達を起こして布団の片付けをする。よっちゃんは朝風呂に行きそびれたらしい。
今日の予定は屋久島一周!登山も楽しいがドライブも楽しい。内心めちゃくちゃワクワクしていた。まずは最年長、野中さんの金欠解消のためにゆうちょへ。
そしてみんな大好きわいわいらんどへ。わいわいらんどでは、最年長、坂元、山本以外がサングラスを用意!!し、しおりに必須て書いたもんね()
お腹が減った御一行は安房のモスバーガーへ。いきなり現れたグラサン集団に戸惑うモスバーガー店員さんを他所に空腹の御一行がオーダーの嵐。仕込みに刻んでいたはずの野菜をほぼ持って行ってしまった。すいません(^_^;)
屋久島に来たテンションでついパーリィーピーポーの真似をしたくなる。頭に乗っけてバーガー食っちゃえばほら、ご覧の有様である。(調子乗んな)
そして、驚愕の事実を知る。
〈〈〈西部林道崩落につき、屋久島一周不可〉〉〉
なんということでしょう。テンションダダ下がりである。
モスバーガー隣の屋久島に詳しい登山レンタル屋さん、親切に教えていただきありがとうございます。
とりあえず近場から回って行こうということで名所、千尋の滝へ。千尋の滝の傍にはモッチョム岳の登山口がある。最年長がモッチョム岳のモッチョムは実は漢字で書くということを教えてくれた。(デマではない)モッチョム岳にもいつか登りたい。
千尋の滝は去年と変わりなく、ごうごうと水が流れていた。スケールのデカさに驚く御一行。
そして記念撮影。
グラサン集団…ドン引き。
かけてない人もちらほら。統一感ナッシング。それはいいとして、来た道を引き返し、いなか浜を目指す。(大川の滝行きたかった。)車はバラバラの道で行ったので、「トローキの滝」の看板に惹かれた自分達の車はその地へ向かう。途中で杉野カーとも合流。野口カーはいなか浜へ向かってしまった。
トローキの滝は滝が海に直接落ちるという珍しい滝。すごく良い眺めだった。ここで展望所の奥にいたサルに山本が威嚇されたらしい。
しかし山本も負けず、威嚇し返し難を逃れた。先に行った野口を追うため、急いで車に戻りいなか浜を目指す。最年長野中さんは途中で通る、三岳の工場にすごく行きたがっていたが無視した。
約30分でいなか浜に到着。
波が強くなければここでも泳ぐつもりだったが、波は強かった。ので、波打ち際ではしゃぐ。不意にきた荒波にビショビショにされた。特にみんな元気がなかったのでとりあえず熊谷を埋めて記念撮影。
真ん中に刺さっているナニかはご愛嬌。
次は同時に出発しお待ちかね、横河渓谷(通称”海坊主の里”)へ向かう。
逢えるかな、海坊主。そんな期待を胸に渓谷へ。なぜ渓谷なのに海坊主なのか。そんなことは気にしない。海坊主に逢いたい。その一心だった。
ヒルに咬まれたくないので辺りを警戒しながら進む。
到着。
渓谷は去年とは異なり、ものすごく穏やかだった。
野中さんに水着に着替えているところを盗撮された。にやつく顔が忘れられない。水は相変わらず冷たかったが透き通っていてすごく綺麗だった。さすが屋久島。ここで新部カメラの真価を問うため、水中へ持っていく。
魚が写せた。すごいと思った。各々はしゃぐ。しかし水温の低さから長く入っていられない。よっちゃんは天然のウォータースライダーを楽しんでいた。
自分は寒いので日光で暖まった岩に貼り付いていた。
海ぼ…、おっと最年長野中さんは水には入らず岩の上で爆睡だった。結局海坊主には会えなかった。残念。
散々遊び、帰るときに着替えていると女性が2名、やってきた。下半身丸出しで着替えていた男どもは慌ててお互いを身体を呈して隠して着替えた。危なかった…。車に戻ると本日最大の事件が発生。
〈〈〈杉野のスマホ、行方不明事件〉〉〉
本人はいなか浜で落としたかもというので、屋久島灯台を諦めいなか浜へ戻る。しかしない。屋久島というリゾート地に来たせいか、杉野の以外のメンバーはどこか楽観的であった。かわいそうに。
そしていろいろ記憶を辿ると千尋の滝で置いたかもということなので再び滝に戻ることにw(笑っちゃいかんw)。
いなか浜を出て数分、野中さんがいなか浜の海に落としたかもと今更ながらそれっぽいことを言い出したのでみんなの不安はなおさら煽られる。杉野カーは心なしかすごく急いでいるように見えた。
本日2度目の千尋の滝、到着。杉野のスマホは…ない。全員が諦め、テンションミニマムへ。そのときあの永田岳騒動でいろいろあった11人の御一行とすれ違う。年配の方々だったが若い女性も何人かご一緒しており、「ワシらも若い子連れとるで!」と自慢された。(よかったよかった)
部カメラの写真分析の結果、いなか浜ではまだポケットにスマホは入っていたらしい。(本人談)
(↑の彼の股間付近の角ばったものがそれ)
元気のない杉野くんを慰め、あさかへ帰ろうとしたそのとき、熊谷の性癖(隙間に手を入れる)が真価を発揮する。杉野カーの運転席、シートと背もたれの間の隙間に何かを見つけた。そう紛れもない杉野のスマホである。なんと、挟まったスマホのためにドライブの後半は同じ場所を行ったり来たりするので終わってしまったのである。杉野くん、歓喜の直後謝罪の土下座である。
これで全て丸く収まり、あさかへ戻る。あさかの人たちはすごく良い人で去年と同じくBBQ用の火を焚いてくれた。ありがとうございます。
夜はBBQを楽しみ、その後のお祭り騒ぎも今日の疲れからかみんな倒れるように寝ていった。次は頑張りたい。
明日はいよいよ最終日。まずは朝風呂に行くーーーー。
≪5日目≫
8時過ぎ、目がさめる。
みんなも起き始めており、朝風呂のために楠川温泉へ。楠川温泉は歴史ある温泉でその温度差にはびっくりした。あさかに戻り、帰る支度をする。外はすごい土砂降りで大変だったがなんとか荷物を積込み、観光センターへ。あさかのみなさん、本当にありがとうございました。
観光センターでは各々好きなものを食べ、お土産を選ぶ。自分はばあちゃんからトビウオの干物を頼まれていたので買った。tシャツは高いので諦めた。車を返す頃には雨も止んだ。
そしていよいよ屋久島ともお別れである。
本当に良い天気で山の神様がいるなら大いに感謝したい。ありがとうございますm(_ _)m
フェリーの中ではわいわいらんどで調達したトランプで大富豪をして盛り上がる。熊谷のう◯こ帝国が強かった。杉野のコーヒー帝国は一瞬だけ栄え、すぐに滅んだ。よっちゃんがクレーンでまさかの2等を当て、ラジコンを手に入れた。
相変わらずモンハンのスロットは上手くいかなかった。
フェリーに揺られること4時間、無事鹿児島市に到着。西さんが迎えに来てくれた。ここで記念撮影。
西さん、あたかも縦走したかのような重装備である。(してない)
これにて4泊5日のビッグイベント、屋久島縦走(前半)は終了。
誰も欠けることなく無事に登山をすることができました!
部長として何か声を張ることなく、みんなで協力して楽しく過ごせた5日間だったと思います。みんな本当にありがとう。今回の経験を他のメンバーにも伝えて、来年も活気あるイベントにしてください!
部長として残る登山行事はほぼ終わりました。残る学祭は、2年生中心でみんなで協力して頑張っていってください。
君たちなら大丈夫です。
長くなりましたがこれにて屋久島縦走(前半)の活動報告とさせていただきます。
ありがとうございました。
おわり
幹事 谷末