屋久島縦走前半①(2015.09.10~15)
参加者:なつきさん、谷末、瀬戸口、坂元、杉野、山本、野口、田口、熊谷
≪1日目≫
今年は晴れる!晴れるぞぉ!と期待に胸を膨らませやってきた屋久島縦走当日。
予報通り、いやそれ以上か。めちゃくちゃ晴れるとる!やっふーい!!!
なぜこんなに天気を気にするのか。
それは去年の台風接近中の屋久島にアタックして縦走したものの、散々な思いをしただけで終わったからである。
以前開いたミーティングであれほどサングラスは必須だよ(デマ)と念を押していたのに、持ってきていたのは自分、よっちゃんの2人。
前日スマイルしていたしゅんきさんと、なぜか部室にいたバンクンに見送ってもらい、タクシーで南埠頭へ。
あくまで去年後半組として参加していた自分から言わせてもらうと今回の出発は順調過ぎる。(ケータイ、コッヘルは忘れてない)
集合写真を撮ってフェリーへ(AM8:25結構ギリギリ)
フェリーの中ではトランプをして暇を潰そうと考えていたが、トランプ忘れた。
とりあえず船内をうろつく。1年ぶりのカリーノⅡとの邂逅。坂元は去年の反省を活かし、今回は結構控えめ。
みんなで仲良くフェリーの薄味うどんをいただく。
そして屋久島へ上陸ーーー。
最っっっ高に晴れてる!!!
ここですでに自分の心中は機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイ張りに滾っていた!
(や、やってやる、やってやるぞ!)
予約していたタクシーの運転手さん達は漢気に溢れていて、自分達の荷物を事務所で預かってくださった。
タクシーで淀川登山口へ向かう中、タクシーのおじさんは目につくほぼ全ての豆知識を語ってくださった。というか語りたがっていた。(ロケットは夜飛ばした方がいい、屋久猿の島嶼化、宮之浦と安房の気候の違いetc…)。
無事淀川登山口に着き、登山届を提出し二泊三日、下界とのお別れ。いざ出発!
晴れているということもあり、すたすた進み50分弱で淀川小屋に到着。
坂元とよっちゃんがゴッドフェスのために電波が入るところまで散歩しに行く。小屋には最初に着いたが、あとから11人の年配の団体と小屋を共にする。(後々この団体さん達は因縁の相手に…)
夜は米を炊き、お湯を沸かし、各々の夜食を楽しむ。熊谷のスパ王お湯使い過ぎな!!
2日目も晴れると信じ、19時就寝。
≪2日目≫
おはようございます。AM3:30起床ーーー。
小屋1番の早起きである。寒い(気温は11℃)。
2階に寝たのが仇となり、みんなの足音が響く。熊谷の声も響く。最年長、野中さんが熊谷にブチ切れるも声が届かない。1階で寝ていた年配の団体さんを起こしてしまう。朝から散々であったが、朝食をさっさと済ましAM5:00出発。
相変わらず天気がいい!!
朝日が出てきた頃、ちょうどトーフ岩が朝焼けに染まっていた!雲海も見える!
最高の天気である。
予定通り小花ノ江河、花ノ江河を通過し、黒味岳分岐点に到着。
ここで最年長の野中さん、デマを連発。今回のメンバー唯一の黒味岳登頂の経験活かして黒味岳を案内してくれたつもりが、道を間違える×2、挙げ句の果てには隣の山を黒味岳と言い張る()
天気が良すぎて、興奮のあまり山頂ではないところで良い写真を撮ってしまう。
そして無事登頂!最高の眺めである。向こうには宮之浦岳も見えていた。
これからの山行への期待が高まる。降りてきて縦走を再開する。去年と比べものにならない天気の良さにすごく歩きやすく感じる。
今回先導を務める杉野くんが去年凍え死にかけていたところも今回はすたすた歩いていく。途中で黒味岳を飛ばして自分達を追い抜いていたあの年配団体に追いつく。(ここまではいい雰囲気)
投石平も順調に通過し、最後の水場の上の広場で早めの昼食。
ここで追いついてきた、年配団体の方の一言が因縁を生む。
「君たち、永田岳行かないの?若いのに。僕らは行くよ?」
的なこの一言で煽られた自分達は煽られるままに永田岳に行くことを決心する。
何度も繰り返すが、本当に天気がいい。
栗生岳手前の携帯トイレで山本くんが用を足し、順調に進みついに宮之浦岳登頂!!!
最っっっ高の眺めpart2!!
人も多く、昼食を済ませていた我々は集合写真を撮り、さっさと出発する。
焼野三叉路に到着。ここが分岐点。
体力、膀胱の具合を考えて杉野、田口、野口はここで別れて新高塚小屋を目指す。杉野、永田岳は来年がんばれ!
残ったメンバーで永田岳を目指す。
永田岳、簡潔に言うときつい。
笹みたいな植物にまみれて往復2時間かかったが、登頂時の眺めは最高だった。
これで屋久島の三岳と言われる山を制覇したんだと思ったらなんだか感動した。再び焼野三叉路に戻り、新高塚小屋を目指す。途中熊谷が何度もこけ、死にそうになりながら歩いていた。ご苦労様です。
新高塚小屋到着。先に行った3人は無事だった。今回は前日の教訓を活かして小屋の入り口付近に陣取る。夜飯の時に坂元が頭から転落しかかったのには肝を冷やした。毎回問題となるトイレのスメルも今回はそんなに気にならない。安心して何度もトイレに行けた。明日の起床時間は前日と同じく、AM3:30。早起きするために男たちで坂元が持ってきた島美人のワンカップでお湯割りを作り、啜る。就寝。
≪3日目≫
外は少し雨が降っていた。
就寝前のアルコールですやすや眠れた、はずだった。自分は夜中に5回ほど起きてしまった。そして時計を見るとAM3:43。
寝坊である。
慌ててまだ寝ている男たちを静かに起こす。しかしよく考えたらアラームなしで起きれたのは奇跡である。よかった。寝ていた男たちに対し、女子は暗がりの中、スポンジでたくさん顔に何かを塗っていた(ファンデ)。
急いで朝食の準備する。が、こんなときに限って熊谷の朝食はどん兵衛特盛。
お湯を大量消費し、美味しそうに食べていた。
夏希さんはその寝相の悪さからグーで年配団体の方の顔を殴ってしまったらしい(本人曰く、それでも起きなかったからセーフ)。
2日目以上にドタバタしていた朝で予定より5分程遅れて出発する。
朝日の昇る前の暗闇をひたすら歩くこと45分、高塚小屋に到着。今回初めて高塚小屋の中を覗いた。3階建てというのは本当だった。寝てて落ちたら怖そう。
何人かがトイレを済まし、いざ縄文杉へ。
縄文杉は相変わらず立派だった。
物知り杉野くんが樹齢7000年、自分は2000年との主張だったが、写真を撮ってくれたガイドさんが樹齢の誤差5000年で正解と教えてくれた。笑
そして夫婦杉、大王杉(登山道左手)次の目的地、ウィルソン株を目指す。夫婦杉あたりから杉野くんが胸焼けをもよおし、辛そうだった。ウィルソン株でも彼の顔はしにかけていた。
そしてウィルソン株。
ハートマークの部分を発見し、一同興奮。記念写真を撮るがブレてしまい、野口が不満そうだった。
少し休憩を取り、杉野くんが回復したあたりで出発。去年と異なり、上がってくる登山客がすごく少ないせいかすぐにトロッコ道入口に着いた。トロッコ道ではさすがに人も多く、すれ違う人も多い。親切なガイドさんが200人程上がってくると教えてくれた。前回よりも断然少なかったのでほっとした。
トロッコ道は今まで歩いた登山道より平坦で歩きやすくみんなの脚はすたすた進む。そして、楠川分かれ手前のバイオトイレ周辺で軽めの昼食を取り、しばらく歩いて楠川分かれに到着。
いよいよ最後の登り、辻峠である。ここで私谷末、今回最大の失態を犯す。計画書を見間違え、50分を10分で登りきると告げてしまった。繰り返す、「ラスト!これでラストォ!」の掛け声に最年長、「うるせぇ!」とブチ切れる。辻峠ではメンバー全員が黙々と残りの体力を振り絞るように登っていた。坂元はいつも発していた「つる」の一言も発しなかった。
なんとか登りきり、達成感を味わう。最年長、田口は相変わらずブーブー言っていた。それでも、なんとか太鼓岩の上に辿り着くとそこには絶景が!
今回の縦走を締めくくるにふさわしい絶景だった。ポコポコ鳴る所も見つけ、記念写真を撮る。
去年のリベンジが果たせたかな、と個人的にはここで感傷に浸っていた。
再び辻峠に戻り、ゴールの白谷雲水峡を目指す。終盤だとは思えないほどに足が軽かった。ここにきてからも上がってくる登山客は多かった。ひたすら歩く。くぐり杉も去年ほどじっくり見ずにみんはすたすた行ってしまった。
そしてついに白谷雲水峡に到着!!
みんな、お疲れ様でした!
そしてついに白谷雲水峡に到着!!
みんな、お疲れ様でした!
1時台のバスに乗ろうと思い、必死こいて歩いて1時前には白谷雲水峡に到着した。しかし1時台はこの時期は出ておらず、最短で2時40分というほぼ3時間待ちの結果に…(^_^;)
ほんとここら辺グダグダだったので、来年は調べてから行ってね。ごめんなさい。
待つのも面倒ということで、最年長がタクシーを呼んでくださった。感謝です。
タクシーの運転手に散々臭いと言われ、ポケットティッシュの話で盛り上がった。そして麓へ到着ーーー。
3日ぶりの下界は変わらず天気が良かった。レンタカーを取りに行き、タクシーの事務所へ預かっていただいた荷物を回収し、いざみんな大好き民宿あさかへ。
あさかは去年とほぼ同じたたずまいで自分達を迎えてくれた。おばちゃんも優しい。温泉、満天へ行こうとしたときにゆで卵を差し入れしてくださった(まるで以前の◯徳のよう)。そして温泉で3日間ため続けた垢と疲れを落とす。最高だった。特にサウナ。また帰ってからもサウナには入りたい、そう思った。
温泉のあとはお待ちかね、満場一致で肉が食いたいとの要望から焼肉屋さんへ。ドライバーでお酒は飲めなかったが、ノンアルコールのドライが身に染みた。店員さんかわいい!、鹿肉うまし!ごちそう様でした。
帰りがけにみんな大好きわいわいランドで食料品を調達しようと思ったが、最年長の情報によるともう閉店した(デマ)ということだったので、コンビニで調達しあさかでゲームをする。疲れてみなぶっ倒れるように眠っていった。ここで長かった3日目は終了。
明日は屋久島ドライブ!